どうもQtaroです。普段はWeb開発者してます。
今年2018年は暇を見つけてはUnityを触ってきまして、ようやく「この調子でもう一踏ん張りすればUnityでアプリ作ってリリースするところまでいけそう…!」というところまでこれたので、超初心者の方には自分のような超初心者だった素人の意見も参考になるのではないかなーと思いUnity入門者向けのおすすめ本をまとめておこうかなと思います。
ちなみに僕自身数年前に一度チュートリアル程度までこなしてその後しばらく触らない期間がありました。そういう意味で過去に何度かUnityを触ったことがあるけど挫折していて「もう一度Unity勉強してみようかな」と再チャレンジしたい人にもおすすめです。
もし良ければ参考にしてみてください!
こんな人におすすめ!
- これからUnityをはじめようとしている
- 2Dのスマートフォン向けゲームを作りたい
- チュートリアルの次に何をすればいいかで行き詰まっている
- 過去に挫折したけどもう一度Unityにチャレンジしたい
- 素人だけど個人でゲーム作って販売してみたい
入門に最適!Unity初心者向けおすすめ本まとめ
Unityの教科書 Unity 2018完全対応版
とにかく説明が丁寧でまだUnityのエディタに慣れてない超初心者の方でも無理なく読み進められる良書です。書籍のデザインも◎。
後述するプログラミング言語C#の入門本「確かな力が身につくC#「超」入門」と同じ著者の方が書かれていることもあり、入門書では加減が難しいスクリプトの説明も足らなすぎず難しすぎずで「よく分からんけどなんか動く」は最小限に抑えられているなと感じました。
ここがポイント!
基本的にはUnityが全くはじめてな方でも無理なく入門できる内容になっているので、実際のゲーム作りに役立つノウハウを得たい方やスクリプトの詳細な解説を望んでいる方にはきっと物足りない内容です。そういう方は後述のUnity本を検討してみてください。
Unityをはじめて触る人にまず最初に手にとってほしい、プログラミング初心者も歓迎な最高にやさしいUnity超入門書です。最初の一冊におすすめ!
Unityがはじめての人向け!
UnityではじめるC# 基礎編 【和尚本1】
通称「和尚本」または和尚本1と呼ばれる本です。
タイトルにケチをつけるわけではないですが、UnityではじめるC#というよりは「C#がはじめてでも大丈夫!Unityスマホゲーム制作超入門」という方が実際の内容に近いかなーと感じました。
構成としては前半でUnityの基本的な使い方とC#の基本を学び、後半で実際にゲームを2つ(脱出ゲーム、物理パズルゲーム)を作るという流れになっています。Unityで開発するからには避けては通れないC#も入門レベルとしてはちょうど良い難易度、ボリュームです。
ここがポイント!
和尚本はあの「不思議のダンジョンシリーズ」「サウンドノベル 街 -machi-」のプログラマーである現役ゲーム作家のいたのくまんぼうさん(@Kumanbow)監修!初心者向けにやさしく解説してありながら自作ゲーム開発に役立つTipsが詰まった本になっています。
チュートリアルを終えなんとなくUnityに触れるようになった初心者の道標となりゲーム開発者としての第一歩をアシストしてくれる、そんな本になっています!
Unityにちょっと慣れたゲーム制作初心者向け!
追記:2020/12/8
なんと最新のUnityに対応した改訂版が出ました!神!!!
これから購入される方はこちらの改訂版がおすすめです!
【お知らせ】
— いたの くまんぼう@Unity入門書発売中!【ゲーム作家】 (@Kumanbow) October 21, 2020
和尚本第一弾の Unity2020対応 の改訂版の発売が決まりました!
「UnityではじめるC# 基礎編 改訂版」
2600円(税抜)
2020/12/1(火) 発売
お待たせいたしました!!
現在さらにわかりやすい入門書になるように最終仕上げ中です。
冬休みは和尚本でUnity三昧ですね! pic.twitter.com/3O2DbKNong
(追記終わり)
Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門 【和尚本2】
通称「和尚本2」。書籍のタイトルは異なりますが実質「UnityではじめるC# 基礎編」の続編という位置付けです。
前作がUnity・C#初心者向けの解説に紙面の多くを割いていたのに対しこちらは制作するゲームの解説に注力してあり非常に内容が濃いです。その分Unity歴が浅い方だと少し難しいと感じるかもしれません。
ここがポイント!
和尚本の魅力はなんと言っても1と2合わせて読むことで「脱出ゲーム、物理パズル、放置ゲーム、クッキークリッカー、サイドビューアクション」というストアのランキングでも常に上位に位置する「ちゃんと売れて収益が見込める」5ジャンルのゲーム開発方法を知ることができるという点でしょう。
こういった本としては珍しくアプリの収益化についても触れているのも特徴です。
日頃からゲーム作家をもっと増やしたいと語る監修者くまんぼうさんの意気込みを感じますね…!
表紙はかわいい感じですが入門書の中ではレベルは高め。その分脱初心者を目指し本格的にゲーム作家を目指す方には間違いなくおすすめできます。
ちなみに個人的には執筆時点で最も満足度の高いUnity本です。激推しします。
脱初心者!全未来のゲーム作家におすすめ
和尚本の口コミ・評判はこちら
監修者のくまんぼうさんがネット上の和尚本の感想やコメントをToggeterでまとめてくれてます。購入を検討している方はぜひこちらも参考にしてみてください。
C#初心者おすすめ本
プログラムが書けなくてもある程度のゲームが作れてしまうUnityですが、C#を理解することでより作れるゲームの幅・可能性が広がります。
C#はモダンな機能が積極的に採用しつつも初心者がまず触れるだろう基本的な部分に関しては混乱するような仕様変更は少ないので、比較的新しい著書であればネットでググりながら勉強するよりもはるかに効率的に学ぶことができますよ!
Unityを機にせっかくだからC#もしっかり勉強しておきたいという方は参考にしてみてください。
確かな力が身につくC#「超」入門
先に紹介した「Unityの教科書」と同じ著者のC#入門本です。Unityの教科書を読んで良かったと思える方にはまず間違いなくおすすめです。
個人的にはUnityやC#に限らずプログラミング言語の超入門書としても秀逸な出来だと思います。初心者が躓きがちなオブジェクト指向含め、全体を通してRPGやゲームの例えを上手く使い分かりやすく説明してくれています。
こんな人におすすめ!
- UnityからC#に興味を持ち、もっとしっかりC#を勉強したいと思ってる方
- ググってコピペしてきたコードをその場しのぎでカスタマイズすることに限界を感じてる方
UnityでC#に興味を持った人向け!
独習C# 新版
この本は元々UnityというよりはC#勉強用に購入しました。
正直Unity中級者以上もしくはC#の理解を深めたい方が読むべき本かなぁ〜という感じで、ほとんどの(特に歴の浅い)Unity開発者の方には過剰な内容、ここまでC#を知らなくてもいいかなと思います。
個人的には気に入っている書籍ですがUnity初心者の方には「確かな力が身につくC#「超」入門」の方がおすすめです。それを理解した上でC#をガッツリ勉強したい!超入門的な本ではもう物足りない!!という方は手にとってみても良いかもしれません。
こんな人におすすめ!
- プログラミング経験者でUnityを機にC#を学ぼうとしている方
- Unity中級者以上、もしくはC#そのものに興味を持った方
プログラミング経験者向け!
その他、過去に読んだ書籍など
おすすめ本の紹介はここまでですが、上記以外のこれまでに読んだ書籍を参考までに以下にまとめておきます。基本的には
- 敢えて買う必要がないと感じたもの
- 現在は内容が古いもの
- 自分に合わなかったもの
になりますが人によっては最適な本であることも当然あります。
一個人の感想として参考にしてみてください。
Unity2017入門/Unity4入門(通称:ひよこ本)
Unity4版を2014年、Unity2017を2018年に購入。どちらも手を動かしながら完読しました。
自分がUnity関連で最初に買った書籍がこのひよこ本(Unity4版)でした。2014年頃はまだ今ほどUnity関連の情報・書籍が多くなかったので当時はUnity初心者向けの書籍といえばひよこ本(この書籍)だった気がします。
2017版を一通り読んだ感想としては、個人的には先におすすめした本があればこちらは必要なかったかな〜(ネットにあるチュートリアルで十分かも)という感じがしました。あとはどちらかというと3D寄りに力が入ってる印象を受けます。内容は悪くはないですがこれを読んでもゲームは作れるようにならないかなーという印象でした。Unityがほんとにはじめての方が雰囲気を掴むのには良いかもしれませんね!
Unityではじめる2Dゲーム作り徹底ガイド
こちらは2014年に購入しました。自分は当時これを読んで一度Unityを挫折しました。正直読み手を選ぶ本かなーと思います、ちょっと入門者には薦めにくいです。
ただ今改めて読んでみると「あ、これは良いアイデアだな!」と思える箇所がチラホラとあるので、ある程度Unityに慣れていてかつC#もそこそこ理解していてかつ何度かゲームを完成するところまで経験されている方であれば有益な本かもしれません。もう一度読んでみようかな〜。
個人的にはUnity本というよりは、2Dアクション作る際に参考にしたいノウハウ集的な位置付けであれば結構使えるのではないかなーと思います。
独習C# 第3版
2012頃C#独学用に買いました。新版と異なり訳書ということもありますが今読むとだいぶシンドイです…良く読んだな当時の自分(笑)。
内容も古いのでこれから買うメリットは特にないと感じます。同レベルの参考書が欲しい方は先に紹介した新版の2017年末に刊行された「独習C# 新版」を検討しましょう。
まとめ
と、今のところはこんなところです!
また良い本見つけたら追記しておきます。一緒にUnity頑張りましょうー!
▼最後におすすめのUnity本を再度まとめて貼っておきます